• ギャラリー IND 大阪

    青田真也西園淳 展No.901 青田 真也 ・ 西園 淳 展 "青田 真也 ・ 西園 淳"

    No.902 西森 瑛一 個展 "Other Drawings"

  • 展覧会名

    "青田 真也 ・ 西園 淳"

  • アーティスト名

    青田 真也 Shinya Aota
    大阪のgallery IND.への行き方プロフィール


    西園 淳 Atsushi Nishizono
    大阪のgallery IND.への行き方プロフィール

  • 展覧会会期

    2009.04.30 - 05.24

  • 展覧会メインイメージ
    青田 真也 ・ 西園 淳 展
  • 青田真也西園淳展示風景1 青田真也西園淳展示風景2 青田真也西園淳展示風景3 青田真也西園淳展示風景4 青田真也西園淳展示風景5 青田真也西園淳展示風景6
  • 青田真也から西園淳へ質問


    Q. ギャラリーIND.でやること、僕(青田真也)とやることについてどんな事を考えていましたか?
    A. ギャラリーIND.の吉倉さんから展覧会のお誘いがあったとき、個展のイメージが何故かなく、誰かと“企画”展をしたいと考えていました。モチーフの選び方、制作のスタイル等色々興味があった青田君を誘って、二人の作品を展示することで、似ている部分とはっきりと違う部分がどんな風にあらわれるのか見てみたいと思いました。


    Q. 実際やってみてどうでしたか?
    A. ギャラリーIND.の持つ空間の優しさみたいなものに上手くとけ込みお互いの作品は空間によく合っていると思います。表面的な似ている部分が強くあらわれているように感じますが、少し落ち着いて観ると明らかに違うお互いの作品が点在している空間は面白いなと感じています。楽しむには少し心に余裕が必要かもしれません(笑)


    Q. エアスカルプチャーは気付くということが作品の重要な部分だと思うのですが、地球を包むオゾン層はエアスカルプチャーですか?
    A. オゾン層は違いますが、感覚的にはすごく良く分かります。きっと宇宙がエアスカルプチャーのテープ役なのでしょう。スケールの違いなんです。僕の中ではストローの空気を彫刻化しているのと同じなんです。と言いつつも、関根伸夫さんの作品「位相 - 大地」の様にスケールによって初めてうまれてくる強さもあるとは思っています。


    Q. 牛乳石けんの牛は次どこに旅に行く予定ですか? (続ける、続けないって話も旅の話なのでありです。)
    A. 限定した場所をイメージして彫るのではなく、彫り始めてから牛の居場所が分かる感じなので、これからもあてなく旅を続けるようです。


    Q. 最近おもしろかったこと興味あることはなんですか?
    A. 仕事の移動時いつもラジオを聞いているのですが、Golden Silversというイギリスのバンドの曲が流れてきて、曲が良かったのとバンド名がいいなと思いました。このくらいのゆるいユーモアがたまりません。

  • 西園淳から青田真也へ質問


    Q. ギャラリーINDでやること、僕(西園淳)とやることについてどんな事を考えていましたか?
    A. 西園くんとやることについて2人の中で細かい計画立てがあったわけではないですが、お互いの考えている事や作品についてよく話していたので今回の展覧会が決まる前から今回の展覧会の準備をしていたような感覚があります。ギャラリーに初めて行った時、2人の作品があるところをイメージできたので、実際に早く展示してみたいとわくわくしていました。


    Q. 実際やってみてどうでしたか?
    A. これまで話してきたことや考えなど共通する部分が見えてくるのかなと思います。ギャラリーの空間もその手助けをしてくれているようです。それと同時に、お互いの違う部分も作品に出ているのではないでしょうか。


    Q. 削る作品のモチーフ選びで大切にしていることはなにですか?
    A. 楽しめるということが大事なので結果の予測がつきそうでつかないものを選ぶようにしています。いろんな意味でおもしろいってことも重要です。


    Q. 削るまえのものと削った後のものとの違いは青田くんにとってはなんですか?
    A. 前と後ではもちろん作品かどうかということがあると思うのですが、個人的なことをいうと削ったものはとてもかわいいです。名前を剥奪するという側面もありますが僕にとっては『あおた』という名字をつけていることかもしれません。


    Q. 作家以外で何か興味のある職業はありますか? (理由も聞きたいです。)
    A. 興味がある職業というか、祖母が亡くなってお骨上げをした時に、火葬場で働いていた人の仕事が気になりました。田舎だからなのか、そこでは火葬場の人の講釈と細かい指示に従って長い時間と手間をかけて骨壺の中にそれぞれの部位を配置していきます。その場は火葬場の人のひとり舞台のようで僕は途中からとても愉快な気持ちになってきました。最終的にはとてもきれいに骨が収まるのですが、僕はその時、もしもその火葬場の人がいなければ祖母のお骨上げはできていなかったのかもと思い、じゃあその人のお骨上げはどうなるのだろう、その人は自分のお骨上げをどう考えているのだろうと不思議な気持ちになりました。

  •  サッカーボール、世界地図などの物の表面を削り取り、その物のもう一つの表情を作り出す青田真也。一方、ストロー、調味缶などの既製品の表面に開いている穴をテープで塞ぎ、空気の彫刻化を試みる西園淳。全く異なる手法をとっているにもかかわらず、今回ギャラリーに展示されたこの二人の作品が、表面的にはどちらがどちらのものなのか判別し難いくらいの類似性を持っているように見える。来廊してくださった方々の反応からもそのことはよくわかる。それは、共に色彩を抑えた比較的小サイズの作品を展示したことによる部分が大きいのかもしれないが、作品の素材として選ばれるものへの視線が共通するのだろうと思う。とぼけた風合いの青田作品、すっきりした仕上がりの西園作品。どちらも強固なコンセプトや工芸的熟練からは距離を置き、物そのものの別のあり方や見方を提示している点も共通している。それぞれの作品間の距離が、今後接近するのか離れていくのか興味深く見ていきたいと思う。


    Aota sands away the mass-produced goods and the objects around him such as a soccer ball, a map of the world, a plastic bottle and so on. As a result, the finished piece takes on a different aspect and it sometime takes on a comical look.
    Nishizono, on the other hand, attempts to insculp air by gagging with tape the things, such as a straw, a cruet stand, an empty Evian bottle and so on.
    The completed article begins to assume the subtle difference of the look it once had.

    Each of them seems to be trying to approach art with their own different concepts and through their own technical methods. But the factures of their artworks appear somewhat similar to each other’s. I think this is partly because they both selected relatively small works for this exhibition and exhibited washed-out, uncolorful pieces, but mainly because they have in common the attitude about creating the artworks which do not depend on strong principles and skillful crafts. It seems to me that they just tried in this exhibition to present another look of things and give them unique qualities.

    Director : Takuma Yoshikura